気が向いた時に適当に。
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めぐりあわせ
久々の外出。
雪華さんに、「偶には休んで頂戴な」と言われ、気分転換にもなるかと思って散歩をしてる最中でした。
お山…神山の麓まで初めて来てみましたが、道の入り口には鳥居があったのですねー、と、感嘆していた所、其の鳥居の傍に居る人影を2つ見付け。
向こうも気付いたのか、それぞれが反応を示し、此方に近付いてきました。
猫の妖、でしょうか…耳と尻尾がまさしく猫の其れでした。
瓜二つな所から、双子なのでしょうけど…猫なら四つ子も五つ子も有り得るし、あの2匹だけとは限らなさそうだなぁと、ぼんやり考える自分。
しかし…何処と無く、嬉しそうな感じがふつふつと伝わってくるのですが…。
「みさき!」
と思った瞬間、聞きなれない事を言われました。
みさき…?
「みさきじゃない?」
「蒼、みさきじゃないよ、暦娑だよ」
「あれ、みさきって名前は仮だったっけ?」
「眞己那が案として出しただけだよ」
なんだか、2人の世界に入ってしまっている様な…。
というか、今僕の名前出てきましたし、何故知ってるのでしょう、とか…疑問が無くも無いのですが、此の侭では自分が放って置かれた侭進みそうだったので、意を決して
「あの」
「あぁ、そうだったっけ?」
話し掛けてみたんですが…未だ止まりそうにありません。
困った。
「済みませんけど」
「そうだよ…って、如何したの?」
もう一度、声を掛けてみましたらば、ようやっと気付かれた様で…全くもう、何なんでしょう。
「折角再会出来たんだし、も少し位喜ぼうよー」
…そして、余計に困惑するのでした。
再会…?
「再会って…初見でしょう?」
「「初見…?」」
目の前で、怪訝そうな表情をされて、戸惑ってしまいました…。
思い当たる節…そういえば、僕には記憶の無い部分があるのを思い出し、もしかしたら…。
「記憶がなくなる前に会ったのかな…」
可能性としては、此れしか無さそうなんですけども。
「暦娑、俺達の事覚えて無いの?」
「雛は? 雛の事は覚えてる?」
「雛?」
しかし、お構い無しに…また一方的に話され。
雛、とは…人の名でしょうか…疑問に感じる事を沢山言われて、困惑していたら
「……蒼、行こう」
「うん、赫」
諦めたのか、去って行きました。
本当…なんだったのでしょう?
とりあえず、お屋敷に戻ろうと思い、歩を進めるのでした。
雪華さんに、「偶には休んで頂戴な」と言われ、気分転換にもなるかと思って散歩をしてる最中でした。
お山…神山の麓まで初めて来てみましたが、道の入り口には鳥居があったのですねー、と、感嘆していた所、其の鳥居の傍に居る人影を2つ見付け。
向こうも気付いたのか、それぞれが反応を示し、此方に近付いてきました。
猫の妖、でしょうか…耳と尻尾がまさしく猫の其れでした。
瓜二つな所から、双子なのでしょうけど…猫なら四つ子も五つ子も有り得るし、あの2匹だけとは限らなさそうだなぁと、ぼんやり考える自分。
しかし…何処と無く、嬉しそうな感じがふつふつと伝わってくるのですが…。
「みさき!」
と思った瞬間、聞きなれない事を言われました。
みさき…?
「みさきじゃない?」
「蒼、みさきじゃないよ、暦娑だよ」
「あれ、みさきって名前は仮だったっけ?」
「眞己那が案として出しただけだよ」
なんだか、2人の世界に入ってしまっている様な…。
というか、今僕の名前出てきましたし、何故知ってるのでしょう、とか…疑問が無くも無いのですが、此の侭では自分が放って置かれた侭進みそうだったので、意を決して
「あの」
「あぁ、そうだったっけ?」
話し掛けてみたんですが…未だ止まりそうにありません。
困った。
「済みませんけど」
「そうだよ…って、如何したの?」
もう一度、声を掛けてみましたらば、ようやっと気付かれた様で…全くもう、何なんでしょう。
「折角再会出来たんだし、も少し位喜ぼうよー」
…そして、余計に困惑するのでした。
再会…?
「再会って…初見でしょう?」
「「初見…?」」
目の前で、怪訝そうな表情をされて、戸惑ってしまいました…。
思い当たる節…そういえば、僕には記憶の無い部分があるのを思い出し、もしかしたら…。
「記憶がなくなる前に会ったのかな…」
可能性としては、此れしか無さそうなんですけども。
「暦娑、俺達の事覚えて無いの?」
「雛は? 雛の事は覚えてる?」
「雛?」
しかし、お構い無しに…また一方的に話され。
雛、とは…人の名でしょうか…疑問に感じる事を沢山言われて、困惑していたら
「……蒼、行こう」
「うん、赫」
諦めたのか、去って行きました。
本当…なんだったのでしょう?
とりあえず、お屋敷に戻ろうと思い、歩を進めるのでした。
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